2018年GWの豊中20団VS隊の活動です。(VS隊長レポート)
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記録:2018.05.05
天候:晴れ
場所:淡路島
出発:立川オートキャンプ場
到着:千里中央駅
ルート:立川オートキャンプ場→シームーン → 岩屋港→明石港→千里中央駅
Map:
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GPSの電池が途中で切れてしまったのでシームーンのところまでの記録となった。

参加:7名
[20団VS隊] 7名 れいじ、たかゆき、あき、ゆい、かんた、はるき、がくと
[リーダー] 3名 亀井VS隊長、山本VS副長、藤田副団委員長、段中CS副長
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●プログラムの概略(スカウトが立案したプログラム)
一日目(3日) 走行距離100km(千里中央から明石まで54km)
・朝5時の始発で男子は自転車で千里中央を出発。R171からR2を通って明石港へ。走行距離は54km。
・女子は、7時に西丘小学校に集合し、前夜に預けてあったスカウトのザックとテントを伴走車に搬入。
その後、電車を使って明石港まで移動し、男子と合流。
・サポート車は、岩屋港へ先回りしてスカウトの到着を待つ。
・全員、ジェノバラインというフェリーで岩屋港へ。リーダーと合流。
・女子は岩屋観光案内所でレンタサイクルを借りる。
・昼食後に反時計回りで出発。慶野松原キャンプ場に向かい、1日目はそこに宿泊する。

二日目(4日) 走行距離 60km
・慶野松原キャンプ場を出発し、道の駅「うずしお」へ。
・ハンバーガコンテストで1位になった「淡路島オニオンバーガー」を食べる。
・そのまま、海岸通りを自転車で走り、水仙郷とある立川オートキャンプ場へ向かう。2日目はそこで1泊する。

三日目(5日) 走行距離100km(明石港から千里中央まで54km)
・キャンプ場を出発して、20km走行し、「シームーン」でパドリングを実行する。その後、岩屋港へ向かう。
・女子は、岩屋港で自転車を返す。
・スカウトは全員で明石でお昼ご飯を食べる。
・その後、男子は自転車で千里中央へ向かう。女子は電車で千里中央へ。
・リーダー車は、岩屋港から千里中央へ向かう。
・千里中央駅前で全員が合流する。

この計画を立案、実行することで全員が技能章の「自転車章」の取得を目指す。

参考:
2018.05.03 【淡路島一周150km】ベンチャー自転車隊が行く!1日目100km
2018.05.04 【淡路島一周150km】ベンチャー自転車隊が行く!2日目60km
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■0540 起床
起床予定は午前6時だったが、早く寝たのと、寒くて目覚めたのだ。
はっきり言って「寒すぎる」。油断していた。ここはまるっきり山だ。
5月にもかかわらず3月下旬並みの寒さだった。
早速、お湯を沸かしてコーヒーを飲むと少し体が温まった。
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マイバーナーで朝食

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この自転車で千里中央まで帰る

■0630 テント干し
今日のメインはパドリングなのだ。今回のプロジェクトのメインともいってよい。
「シームーン」なるレジャー施設に行ってパドリングをやる。

パドリングを楽しんだ後に、千里中央まで自転車で帰らなければならない。
遊ぶ時間を少しでも長く確保するためには早く出発する必要がある。

ところが、なかなかテントが乾かない。
なぜ?
そう、ここは山間なので朝のうちは日光がささないのだ。困った。
しかたなく、日が射しているナゾのパラダイスの建物の前までテントを運んだ。
太陽は偉大だ。ものの15分ほどでテントが乾く。
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テントの裏は湿気でベタベタ

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でかいヘキサゴンテントはみんなで干す

■0730 出発
あれほど、怪しいといっていた施設の管理人のおじさんが、スカウトたちの自転車を軽トラに乗せて入り口まで運んでくれるという。
前日におじさんがわざわざサイトまでやってきて申し出てくれたのだ。
なんて、親切なんだ。ラッキー!
スカウトたちは喜んだ。この坂は尋常な坂ではないのだ。
ざっと見積もって高低差80メートル。斜度18度。自転車を持ち上げるようにして押して上がらないといけない。
軽トラで2回にわけてスカウトたちの自転車を運んでもらった。
荷台で自転車が落ちないように同乗したスカウトがスリリングな体験を喜んでいる。

いっしょにキャンプをした神戸のベンチャースカウトたちにお別れを言ってから出発した。
17NSJで会おう!

17NSJで会おう!

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軽トラに自転車を載せて上ってもらう

今日もいい天気だ。
幸運に恵まれている。念の為、キャンプサイトのゴミチェックをする。
さあ、我々も出発しよう。
次は、20km先の水分補給地点だ。
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車には荷物が満載

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走行中のスカウトをとらえた

■0920シームーン
スカウトたちは9時までに着きたいと考えていたようだが、10時からの営業だった。
着替えていたらちょうと10時くらいになるからいいだろう。結果オーライだ。

ところが、受付の人の話では、期待していたパドリングはできないそうだ。
海は凪いでいるようにみえるけど、風が強いとか。
どうする?スカウトたちは相談の結果、バナナボートに乗ることにした。

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パドリングができないとなったら何にする?

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とにかく救命胴着はつけないといけない

GWの5日。一番乗りでやってきたスカウトたち。
係の方がどこから来たのかと尋ねたので千里中央から自転車で。と答えると目を丸くしていた。

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さっそく、4人チームと3人チームに分かれて乗船する。
モーターバイクのパワーを考えるとそのほうが良いのだそうだ。
スカウトたちには、運転中の手の合図を教えている。スピードアップとダウンのサインだ。
バイクの音が大きいので声は届かない。
だから、運転中に手で合図するから、良く見とけよと言うことらしい。
気をつけないと、途中で海に落ちても気が付かずに先に進むことだってあるらしい。
けっこうおどされて(笑)、ビビらされるのであった。

しかし、いざ、スタートしてみたら、女子の絶叫は出るわ。男子の叫びは出るわで興奮マックス。
1回あたり15分くらいか。ちょっと、サービスしてくれて大回りをしてもらった。
顔の見分けがつかないくらい遠くまで海の上を走っていく。絶叫する声だけがかすかに聞こえる。
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絶叫マシンに匹敵する?

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振りほどかれないように必死につかまる


■1110出発
もう、十分堪能しただろう。観ているこっちも疲れたぜ。
紫外線が半端ない。きっちり、日焼けしてしまった。
名残惜しいが、帰ろう。
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インスタ映えしてみる

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さあ、帰ろう!


■1300岩屋港
先に岩屋港で待機していた支援車。地図でスカウトたちの位置を確かめながら今か今かと待つ。
時間を見ると1320のジェノバラインにギリギリ間に合うのだ。
やがて、歩道を走る姿がかすかに視界に入ってくる。頑張れ!

ゴーーール!
淡路島一周だ!女子は岩屋港まで150kmも走った。
それも20インチの自転車で。これはこれですごいと思う。
めちゃめちゃ喜んでいた。
おめでとう!女子高生はトライアスロン部でもない限り、自転車でこんな距離は走らない。
男子はまだまだ、これから60kmほど走らないといけない。

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女子、感動のゴール!

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全員で淡路島一周をフィニッシュ!

■1320岩屋港
レンタルサイクルを岩屋観光案内所に無事返却。
係のおばさんは、なにか感動したようですごく喜んでくれた。
ぎりぎり、1320のジェノバラインに間に合った。これを逃すと1時間後だ。
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無事、自転車を返却

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ジェノバラインで明石港へ

■1340明石港
スカウトたちはここで昼食。
我々は、先に西丘小学校に戻り、荷物を搬入する。
まだ男子は、60kmあるが地図で位置は把握している。
ゴールになったら迎えに行こう。
■1500明石出発(スカウト)
なんとゆっくりしていたんだろう。到着は8 時頃になるかもしれない。
と、危惧していたが、なんのことはない。ものすごい速度で帰ってきているではないか。
女子がいなくなった分、ロードバイク主体の自転車隊になっているので時速が上がっているのだ。
怪我をしないようにと心配するが、リーダーのれいじは昨年もおなじような状況を経験しているから制御できるだろう。
■1640三宮
早いなあ。もう、三宮か。
■1730芦屋
同じ時刻に女子は千里中央に到着する。
■1845軍行橋
■1930千里中央駅
先についた女子とともに最終地点で待つ。
地図の位置がぐんぐん近づいている。

やがて。

ゴーーーーーーーール!!!
男子、260km完走! やったな。

みんなの笑顔が広がる。
実際はもっと走っているだろう。
男子も女子もよく頑張った。
プロジェクトの成功、おめでとう!

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全員でガッツポーズ!



[感想]
[1] パンク修理や自転車整備はしっかりと修得しておいてよかった。
[2] 長距離を走るにしたがい、自転車の漕ぐペースが安定してきたように思う。
[3] 安全対策は必須。スマホによる位置共有は役に立った。
[4] スマホの電源対策は必要。すぐに電池がなくなる。
[5] 今回で2回めとなる淡路島一周だが、二日目のキャンプ地はもう少し先まで足を伸ばしてもいいかもしれない。最終日の走行距離を短くできる。
[6] 自転車の種類によっては、女子でも男子と同じように走れると思う。女子にはまだまだ体力に余力があった。1日あたりの走行距離を考えればいける。
[7] 大量の汗をかく活動なので1日目にお風呂に入れたのは衛生面においても良かった。
[8] なかなか楽しいプロジェクトであった。機会があれば、またトライしたい。今度はリーダーも自転車で。←それは体力的に無理か