もう春。入学シーズン到来。
ベンチャー隊の上進歓迎と送別ハイクに行くか。
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【京都】嵯峨野清滝 ベンチャー隊歓迎ハイキング 2018
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記録:2018.03.25 (日曜日)
天候:晴れ(最高18度最低7度)
場所:清滝
出発:阪急嵐山
到着:阪急四条
道程:[1]渡月橋→[2]トロッコ嵐山→[3]二尊寺→[4]鳥居本→[5]落合橋
→ [6] 清滝→ [7]月輪寺分岐 →[8]高雄橋 → [9]槙ノ尾バス停
歩行:4.5時間
Map:省略
距離:約12Km
高低:とくになし
駐車:清滝
トイレ:嵐山駅/清滝
備考: 【京都】嵯峨野清滝ハイキング
BV:★★★(落合橋から)
CS:★★★(落合橋から)
BS:★★★(いける)
VS:★★★(飽きない)
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ボーイスカウトの活動年度は4月始まりに改正されたので、新旧交代と学年代わりであわただしい。
2018年度は新高校生たちが8名上進してくる。
ベンチャー隊も10名を超える大所帯だ。
進路先も決まり開放気分に浸っている新VSスカウトの歓迎とVS隊を卒業するスカウトの送別を兼ねて京都にハイキングにいくことにした。
■0830 千里中央駅集合
■0845 千里中央駅(モノレール)
■0915 南茨木
急行で行こうとしたが、電車が満員に近いので、準急でいくことにした。
■1005 嵐山駅
良い天気だ。今日の予想最高気温は18度というがもっとあがりそう。
たくさんの観光客がゾロゾロと下車してくる。

今日は、試験勉強明けだからゆるゆるとしたハイクにしよう。
駅前から、渡月橋まではすぐ。桜の開花予想では3月26日ごろとか。
見所となる渡月橋の桜はまだまだ七部咲きくらいだった。
それにしても、観光客が多い。
桂川の浅瀬はサラサラと流れていて風情がある。
大堰川沿いを一列になって進む。
阪急嵐山駅の前で記念撮影

阪急嵐山駅の前で記念撮影

渡月橋の前で記念撮影

渡月橋の前で記念撮影

観光客でごった返す渡月橋を渡り、大堰川沿いを歩く。
厳密に言うとこの川は保津川である。すれ違う観光客に日本人らしき人はいない。
ここはどこの国?といわんばかりの観光スポットだ。
そんな喧噪な観光地にあって、スカウト達は何食わぬ顔をして私のあとを着いてくる。
よく聞こえないが、なにやらわいわい話をしているようだ。
ま、それが楽しければ、それでよし。わたしも修学旅行の思い出は、景色ではなくエピソードだったからな。
公園を抜けて、トロッコ列車の嵐山駅を越えて、ズンズン進む。
そう、観光が目的ではないのだ。
渡月橋の前なのでこれは保津川

渡月橋の前なのでこれは保津川

時代劇の撮影場所として有名な二尊院

時代劇の撮影場所として有名な二尊院

■1120一の鳥居
ふむ。ちょっと、休憩するか。余裕の表情のスカウト達である。
楽しいのかそうでないのか、よくわからんが、楽しそうだから楽しいんだろう。
ずっと、しゃべりっぱなしである。

それにしてもだ。コジャレた嵯峨野の街並み。情緒満載。
写真は掲載しなかったが、旅行雑誌に載るような風景の連発だ。
佐藤スカウトが、なにやらこのあたりええ感じやなあ。とつぶやいていた。
そこをザックを背負ったボーイスカウトが歩く。ん、いい感じ。
デートするならここが穴場だ。と、心の中でつぶやく。
鳥居のしたでもぐだぐだと話をする

鳥居のしたでもぐだぐだと話をする

一の鳥居はデカいランドマーク

一の鳥居はデカいランドマーク

さあ、出発しようか。鳥居を左に進む。
鳥居の下で欧州人らしき若者が休んでいる。二人とも会話するでもなくスマホを操作していた。
そうか、最近はスマホで調べるんやな。とか思いながら先に進む。

山の中の舗装道路をひたすら上ることになるが、たいしたことはない。
あっと、いう間に、六丁峠にさしかかる。
気温が上がってきたのか、道路からムッとした熱気が体を昇ってくる。

清滝への下りの一部分にぽっかり空いた空間がある。
ここから鉄橋を走るJRの列車が見えるのだ。唯一のスポットである。
通り過ぎようとしたが、みんな、じっと待っている。
やがて、列車がやってきた。おおお〜、という感じでスマホで写メを撮っていた。
やがて六丁峠に

やがて六丁峠に

保津川下りの舟が見える!

保津川下りの舟が見える!

峠からくねくねとした道を下りる。下からは、時折、必死の形相で漕いでいるロードバイクが上がってくる。

■1200入り口
おお〜、清滝への入口だ。と、思っているのは私一人かもしれない。←予感は当たる
スカウトたちに聞くと、ここに来たのは初めてだという。それにしても反応は淡淡としている。

渓流沿いの路を歩いて行く。
安田スカウトが、盛んに、ここの水はめっちゃきれいやなあ。を連発している。
先頭を歩く私は、飛ばしすぎに注意しながら、分速60メートルのピッチで歩く。←おそらく合っているはず。
歓迎ハイクといいながらも、ボクも楽しい。ここは大好きな渓流ハイクなのだ。
透き通る川に、ゆらゆらと魚が泳いでいる。晴天なので、川の色は、緑がかった青色である。
新VSスカウト達もキョロキョロしている。

ここから清滝に入る

ここから清滝に入る

話に夢中のVS隊

話に夢中のVS隊(なんだかうれしそう)

ざああ、という川の音を聞きながら歩くと気分がいい。
しかし、スカウト達はずっとしゃべっている。
耳を澄ますと、自分はいかにキャンプでドツボにはまったかという失敗エピソードで満開だ。
よく考えると、VS活動でうまくいったときより、なにか、とてつもなく失敗したときのほうが記憶に強く残っている。
あとになって記憶に残るのは、きっと、そういうエピソードだな。と、今さらながら思う。
川を眺めながらスマホを見入るスカウト

川を眺めながらスマホを見入るスカウト

清流はさわやか。

清流はさわやか。

■1228清滝橋
さ、メシ、メシ、メシ、メシにしよう。河川敷に降りよう。
周囲は誰もいない。第一、桜は七部咲き。花見客は来ない。
これが秋だったらこうはいかない。晩秋の清滝ハイキングではこんな感じだった。

今日は歓迎ハイクなので、私とY副長でホットドッグをごちそうしようかと企画していた。
バーナー4器を用意してきた。Y副長は、必殺フライパンにヤカンのスペシャルバージョン。
フランクフルトをフライパンで炒め、ホットドッグを炒め、そう、なんでも炒めて食べるのだ。
カレー味のキャベツまで付いて、これにマスタード付けたら、どやっ、ちゅうくらい豪華なクレイジーホットドッグができあがり。
升田スカウトもなにやらバーナーやらお菓子を持ってきてくれて、その横でテキパキと準備する。

このコースで唯一のロープのコース

このコースで唯一のロープのコース

さあ、クレイジーホットドッグを食べよう

さあ、クレイジーホットドッグを食べよう

BS隊の基本は固定キャンプだから、移動キャンプを主とするVS隊の食事に慣れてもらう。
さあ、食べよう!

えっ、おにぎり食べてる?
新VSスカウト達は、まじめにスカウト弁当を食べているではないか。おおー、神よ!
こらああ、食え!このなにげにゴージャスな昼食を。水2Lとともに担いできたこの歓迎の食事を。

えっ、いいですって?西スカウトと北澤スカウトは話に夢中だ。
女子スカウトたちは遠慮しているのかもしれない。ベンチャーの野蛮さに警戒しているのか。
さらに、横を見ると、三木スカウトが、ゆったりとスケッチをはじめているではないか!
おおー、ボーイスカウト活動。スケッチブックを持っているのがすごいぜ。

「ベンチャーは、タフでなければキャンプはできない。優しくなれなければベンチャーの資格がない」
フィリップ・マーロウの言葉を思い出した。←ちょっと、場面がちがうか。

川嶋スカウトがホットドッグをあぶる

川嶋スカウトがホットドッグをあぶる

ちょっとピントがぶれたがカレー味のキャベツをいれたホットドッグ

ちょっとピントがぶれたがカレー味のキャベツをいれたホットドッグ

しかし、そこはローバー隊から参加してくれた近藤スカウト。
余裕の表情でカップメンを食べながら、「うまそうっすね」と近寄ってきた。
チーズが余っている。
今度、東京へ行くことになった川嶋スカウトは、
「こういうのはとりあえず炒めてみましょう。なんとか、食えますって。」
とやおら、フライパンにアルミホイルを敷き詰めて焼き始めた。
ドツボの経験は、他のどのスカウトよりも多いという経験の持ち主...。
炒めれば、なんでも食える男。

おっ、味はまあまあいけるな。でしょ。

何?お箸がない?どうする、川嶋?

「ここは、マッチ棒で突き刺して食べましょ。」とあっさり。生き抜く男の香りがする。

マッチ棒でフランクフルトを食べる奴もおらんやろ。とか、話をしていると、面白そうだと
新VSたちもよってきて、あっという間にチーズウインナーはなくなってしまった。

新VSスカウトたちは食欲が無いから食べない。と思っていたが、
どうやら、少し戸惑っていたようだ。こうして、マッチ棒ウインナーは完売となった。

チーズのウインナーがうまそう

チーズのウインナーがうまそう

川下を見た風景

川下を見た風景(ゲンジボタルの生息地でもある)

■1340出発
さあ、出発しようぜ。水をたくさん背負ってきたが、ちょっと余ってしまった。
捨てるのももったいないので、だれか担いでくれ。
と、ジャンケンが始まった。幸運のジャンケンの勝ちを収めたのは予想通り佐藤スカウトだった。
重い水の残りを誰が担ぐか?ジャンケンで決める

重い水の残りを誰が担ぐか?ジャンケンで決める

さあ、出発しようか

さあ、出発しようか(人の話を聞け〜)

お腹がいっぱいになったので、歩行速度もゆっくりだ。
でも、それが気持ちがいい。
大きく深呼吸しようとしたら、周りは杉林なので気がついた。
マスクをしながら歩くことにしたが、マスクをしているのは私だけだ。
君ら、花粉症は?って聞いたら、全員が首を横に振るのみ。
ほほう、未だ、閾値に達していないんだな。いずれ、花粉症に悩まされるぞ。
と、いっても誰も耳を貸さない。
癒やしの風景

癒やしの風景

スギ花粉の林を進む

スギ花粉の林を進む

■1440 槙ノ尾
川沿いの路を歩くこと1時間。高雄まで歩いたことになる。
のんびりとした路で、花見の客もいない。
すぐ横が神護寺への参拝道の入り口だ。

もう少し、先まで歩こう。と、とりあえず、槙ノ尾バス停まで行ってみることにした。
バスの本数が少ないので、立ちっぱなしになってしまう可能性が高い。
時刻表を見たら、行ったばかり!
しかたがない、高山寺まで歩くか。と、迷っていたら、JRバスがやってきた。
ラッキー!
おまけにバスはガラガラだった。全員無事座れた。
■1540 四条大宮
小一時間、バスに揺られて阪急四条大宮に到着した。

ここで、升田スカウトと川嶋スカウトは、友情の東寺見物に出かけることになった。
かれらは4月からはVSを卒業する。頑張れよな。ローバーに戻って来いよな。
と、みんなから声をかけられながら別れた。ちょっと、寂しいな。

最後の高尾の風景

最後の高尾の風景

四条大宮で解散式

四条大宮で解散式

■ 1630 千里中央駅
長かったなあ。それでも、面白かった。
疲れはなさそうだ。相変わらず、しゃべってるからな。

さあ、今年もVS隊は面白い活動をしようぜ。

[感想]
1.やっぱりよいハイキングコースだ。
2.ホットドッグは美味しい。
3.逆コースもいいかもしれんが、昼飯に困るかも。