第17回日本スカウトジャンボリーにフル参加してきました。
私の感想文です。
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【17NSJ】個人の感想
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記録:2018.08.3-0810
場所:石川県珠洲市
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副長として参加しました
●感想

副長として初めてジャンボリーにフル参加した。
地区キャンポリーには何度か参加したことがあるが、他団のスカウトを預かっての活動はこれが初めてである。
日頃は大阪にいないため、隊装備などの準備の手伝いができなくて他の指導者に頼り放しだった。

私の担当は「安全」。ほくせつ地区での担当は「広報」である。
スカウトたちよりも自分の体力が持つかどうか心配だった。

初日は、バスでの夜間移動。2時間毎にトイレ休憩があるのでなかなか寝られない。
お腹が空くより、寝不足がなにより辛い。幸いにして数日で体がキャンプに順応した。
スカウトたちのほうが復活は早かったように思う。

最初の班活動は、まだまだコミュニケーションがうまく取れないようだった。
初級スカウトたちがうまく動いていない。
どうしてよいかわからないのだ。つい遊んでしまう。
班長、次長を中心に炊事や給水、配給など活動を行うのだが、初級スカウトへの指示がうまくできない。

カブから上進して間もないスカウトには、少々厳しいキャンプ生活である。
自ら活動するには、絶対的な経験値が足りないのだ。
かといって、指導者たちがガミガミ怒鳴り立ててしまうのも彼らを萎縮させてしまうだけだ。
ジャンボリーはスカウトのお祭りである。楽しい活動でなければならない。

私はベンチャー隊の活動が長いので、あんまり指示などはせず見守っていることが多い。
高校生の場合は、安全だったら予定通りの活動ができなくてもかまわないと思っている。
少々番狂わせのことが起こったほうが、スカウトたちの技量が活かせるので記憶に残る。(創意工夫)
うまいものを食ったことより、いかにまずいものを食ったのかを覚えているのだ。

もちろん、うまいものを食ったほうがいいに決まっている。
まずいご飯をうまいご飯に仕上げるにはどうしたらよいか。
マニュアルに載っていない経験が面白いと思うのだ。

閑話休題。
やがて班長たちからも具体的な指示もできて、初級スカウトたちがスムーズに動けるようになった。
そうすると、時間どおりの活動ができるようになる。みんな生き生きと活動するようになった。

大阪4隊は全員男子である。ベンチャー隊も各班に2名以上いて体力も強靭である。
彼らの活躍はめざましかった。よく食べるし、よく動く。そして、冗談を飛ばし合いながらよく笑う。
彼らのおかげでサイト整備も順調にすすみ、炊事もうまくこなせた。素晴らしい。

開会式や大集会では、体調不良でバタバタとスカウトたちが倒れていく。
1万3千人も集まれば、気分が悪くなるスカウトも出るだろう。
そんななか、4隊全員が無事であったことは僥倖であった。

さらに、期間中は、一人としてダウンしなかった。
朝に5kg、夕食に7kgのご飯を完食。旺盛な食欲に支えられた体力があったのだろう。
また、キャンプサイトはガランとしていたが風通しもよく、大量の麦茶の補給が功を奏したのかもしれない。

スカウトたちは積極的に他のスカウトと交流を進めていく。
どんどん自分の言葉で話をし、しっかりコミュニケーションを取れるようになった。
一人ひとりがグンと成長する様子が表情から読み取れる。アドレナリンが出まくっている感じがする。
そういう場に指導者として居合わせたことを感謝したい。

他の指導者、保護者、関係者の支援があったからこそ実現できた活動でもある。
自分の力不足を申し訳なく思うのとともに、あらためてお礼を申し上げたい。

以上