快晴 。
少々、風が強い。

今日は、恒例のボーイスカウト豊中地区の「BSラリー」。
つまり、ボーイ部門だけが集まって活動する行事である。

場所は、これまた恒例の服部緑地公園。

私はオリエンテーリングの講師。スタッフとして早めに集合した。
今日に限っていえば、いつもの集合場所はレストハウス前なのだが、
ゴールデンウィークに突入したこともあって、民家集落前の広場に変更となった。

bs_10042901集まったスカウトたちは総勢100名。(写真左)
小学校6年生から中学2年生まで。
午前中にオリエンテーリングの講習を受け持った。
青空の下の講習なので、地図の見方とか磁北線の引き方などはできない。
時間は60分。
50人ずつに二つにわけて、シルバコンパスの操作練習とオリエンテーリングの説明。
声を張り上げて説明したが、わかってくれたかどうかよくわからない。



bs_10042902bs_10042903
午後からはオリエンテーリング大会。
スコアオリエンテーリングだ。
4人ずつ1分ごとに出発する。
本番を待つ、20団スカウト達。(赤帽スカウト)
徐々に緊張感が増してくるのか、みんな寡黙になる。
矢沢BS隊長が、「みんなわかってるか?」と聞いている。
「スタート位置がわかりません!」と答えるスカウトがいた。
おいおい。スタート位置はきみたちが座っている場所や。(なぜか不安)

1時から1分置きにスタートして16分に全員が無事出走?
講習のときとは違い、いざ、出発となるとみんな必死の形相で走り出す。
やはり、競争となると目の色が違ってくる。

講習の成果がでたかな。とちょっと心配になる。
その後、100名のスカウト達は帰ってきた。


bs_1004290414時半にはスカウトが全員セレモニー広場に戻ってきた。
しかし、成績の集計に手間取る。なにせ、100名もいる。
その間を埋めるために、リーダーによるゲーム大会が行われた。
「猛獣狩り」「歌」「集団馬とび」など。
そのゲームの途中で、名誉ある罰ゲーム?にリストアップされたのが彼ら。(写真)
おっ、20団スカウトがいるやん!
自己紹介に続けて、好きな食べ物をいうことになった。
高浦スカウトと馬場スカウトが、それぞれハヤシライスとカレーライスとか。(笑)

とにかく、今日のBSラリーは面白かった。
スカウトたちも一生懸命取り組んでいたようだ。

100名でベスト3位のスカウトたちは、100%クリアしていた。
今回のオリエンテーリングでは21個のポストを60分以内で回るというもの。
9名のスカウトがすべてのポイントを回ってきていたという。
いずれも中学2年生だ。
やはり体力がある。

いつも思うが、オリエンテーリングには、次の4つのポイントがある。

[1] 体力
制限時間内でずっと走り続けないといけない。
それには体力が必要だ。1時間だったら、合計して8kmくらいは走ることになる。
まさにミニマラソン。

[2] 技術
地図読みのテクニックが必要だ。山の中だったらコンパスの操作方法を知っておく必要がある。
目的地(ポスト)までの距離や経路も頭のなかで計算できないといけない。

[3] 頭脳
制限時間内で、高得点をマークするには自分の体力と技術を駆使して、マークする経路を計算しないといけない。
全部をクリアするくらいの体力があるなら別だが、クラス別の大会ではそれなりに戦略を立てないといけない。
それも、自分ひとりで考えないといけないので、決断力が必要だ。

[4] 運
どうも、運という要素も無視できない。
今回は、いくつかのポストでリーダーとジャンケンをして勝ったらポイント2倍とかいうイベントが用意された。
しかし、それ以外でも「運」という不思議な要素が影響することが多々ある。

このオリエンテーリングというのは、ボーイスカウトの「班制度」とはちょっと路線が違うかもしれないが、
スカウト本人の「技術力」「決断力」などを養成するためには、よいスポーツだ。

競技が終わった後は、スカウトたちは興奮した声で話しをしていたことからもわかる。

残り5分であと一つポストをまわるかどうか?

悩むところである。スカウトは、自分と相談して次の行動に移す。

この繰り返しが、彼らの自立を促すと思う。

他のオリエンテーリング大会に出てみようかな。
そう思うスカウトが出てくれたらうれしい。