晩秋を迎えようとする今、どこ行く?
やっぱ、白髪岳やん。でも、ちょっと、遠いか。
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【兵庫】 白髪岳・松尾山 登山
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記録:2016.11.12
天候:快晴
場所:兵庫県 丹南町
出発:住山登山口
到着:住山登山口
地図:山と渓谷社「大阪周辺の山」
道程:[1]登山口→[2]白髪岳→[3]松尾山登り口→[4]松尾山→[5]杉林→[6]登山口
Map:
国土地理院の大きな地図でみる
歩数:歩数計の電池切れにつき計測できず
高低:20161112_sirakami_koutei

距離:約 6Km
備考:全体を通してトイレはない。
備考:【白髪岳】雲海ハイキング
BV:   (鎖場とかあるので無理)
CS:   (鎖場とかあるので無理)
BS:★  (ボーイだったらいけるだろう)
VS:★★★(眺望が素晴らしい)
LD:★★★(眺望が素晴らしい)
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■0810自宅
白髪岳でも雲海をみることができるが、朝7時くらいには山頂にいないといけない。
それではちょっとしんどいので、昨年と同じスケジュールで出かけることにした。

中国縦貫道は、やっぱり渋滞していた。30分ほどノロノロ運転。
宝塚トンネルを抜けたころから空きだして、舞鶴若狭自動車へ入り、丹南篠山口ICで降りる。
降りたすぐのミニストップで弁当を買う。

■0950 到着(標高208m)
なんと、前回と同じ時間で到着した。すでに車が5台ほど停まっている。
少しずつ人気がでてきたんやろな。

■0955出発
カメラを、首からぶら下げて、GPSをセットする。
風はなく、さわやかな秋晴れだ。
一人二人とハイカーたちが歩いていく。

■1010民家
登山口の案内板は民家の前にある。
数人がメモをとったり遠くを眺めたりしている。
仲間を待っているようだ。

ちょっと会釈だけして今回も迷わず左へ進む。
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抜けるような青空がええなあ

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分岐になる民家の前の様子


前方の山をみながらのまっすぐした道だ。
周囲は里山の風情がある。遠くにトンビがくるくる舞っているのが見える。
■1024登山口の案内
なぜか、ここにガードレールがある。ここから休憩所まではすぐだ。

■1029登頂口
白髪岳への登頂口には休憩所がある。
おおきな案内板もあって、ハイカーが見入っている。
若い男性2名と女性1名のパーティ。中年おばさんの二人連れ。
4名のシルバー世代の男性パーティはなにやら大きな声でしゃべっている。
どうやらひとりがガイド役を引き受けたらしい。そして、単独の初老の男性らが数名。
数えたらけっこういてる。
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ここをまっすぐ行くとやがて登山口

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登頂口にある休憩所


ふと見ると、この休憩所の裏側には水飲み場があった。
知らんかった、こんなところにあるなんて。夏場に来たら重宝するやろな。
写真を撮っていると、おばさん二人連れが先に登って行った。
ま、そろそろ出発しよ。
勝手知ったるコースなので地図などは持っていない。
スマホの地図だけだ。距離的にも問題はないだろう。
家内が、二人連れの後を追うように歩き始めた。

過去、なんどかこのコースを間違ったことを思い出した。
下を向いて歩いていたので、急な上り坂にある大きな標識を見逃してしまったのだ。
本来なら左へ進むところを雰囲気で道なりに右へ進んで30分ほど時間をロスした。

今回はそんな間違いはしない。はず。
気持ちを引き締めて歩いていると、なんだか見慣れぬ風景。
ん、堰堤なんてあったかな。前を二人連れのおばちゃんが進む。

右上方から人の声がする。
どうやら、前回通った道とは違う道を進んでいるらしい。
出だしの道で右に登るところがあったのだがおばさんたちに付いて直進してしまったのだ。

■銀鉱の跡
方向は間違っていないし、地図的にはどこかで合流することはわかっているので先に進むことにした。
すると、銀を採掘した後に出くわした。
へー、こんなところに鉱山があったとはね。
道を間違ったくせに、なんか、儲けたような気分になった。

そこから数分して、右上の声の主たちと合流した。夫婦連れだ。
そうか、前回、道を間違ったところから左へ分岐したところだ。
ショートカットしたってことやと理解した。
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堰堤の横を登っていく

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銀鉱の跡かあ


ここからが急登の連続だった。くねくねと曲がった道をふうふう言いながら上っていく。
けっこうきつい坂だ。斜度は30度くらいはあるだろう。
前方をハイカーたちが右や左へとうねうねと歩いていく。
やがて青空がそこまで迫ってきた。

■1100ワン谷 ベンチ
どんな字を書くのかはしらないが、ワン谷という尾根に出た。
汗をかいた。ベンチが二脚ある。ここで一人の初老の男性ハイカーとお会いした。
少し休憩しよ。せっかくなんでアメちゃんを男性にもお分けした。
きょうはいい天気ですねえ。そうですねえ。
しばらくして、男性はお先に行きますとベンチを開けてくださった。

5分ほど休憩して私たちも出発する。
すぐに岩場に差し掛かる。これがまた急な岩場でロープやら鎖やら。
岩場を何度も上り下りするのが楽しい。

見上げると、先ほどの男性がおられて、もう少し行くと展望所があるという。
ちょっとルートから離れるらしい。
鎖を持ちながら、うんこらどっこいしょとよじ登っていくと、岩場の上に出た。
なんか股関節の開き具合が固いわ、おれ。と心の中で思う。
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仰ぎ見るような急傾斜

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ベンチのあるワン谷


そこからちょっと入り込んだところに眺めのよい場所があった。
すでに男性は先に居て、ここから見る景色は最高ですよと教えていただいた。

ほー、ここ、白髪岳の「大蛇ぐら」やん。(注:「大蛇ぐら」っていうのは大台ヶ原の名勝)
紅葉のピークにはまだ早いが、景色的には十分満足できるものだった。
われわれの声を聞きつけたのか、後ろからきた若者3人組がやってきた。
じゃあ、若者たちに場所を譲ろう。と先に進むことにした。
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紅葉がまぶしい

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こんな岩場を歩くのも面白い


■1131 山頂(722m)
4、5分ほど歩くとぽっかり山頂に出た。

8人ほどの人たちが弁当をつかってる。
そのなかにはおっちゃん4名のパーティがいて、わいわい言いながらご飯を食べていた。
どこで抜かれたんやろか見当がつかなかった。

ま、そんなことはどうでもよく、360度のパノラマ風景だ。
風はなく、穏やかな秋がある。鳥の鳴き声は聞こえない。

山頂付近には平らなところはなく、岩場がゴツゴツしているのでお尻が痛い。。
なんとか場所を確保してから弁当にする。
バーナーでお湯を沸かしてカップ麺も食べることにした。
気温は16度くらいか。日差しが暖かい。

■1210出発
さ、お腹もいっぱいになったし、いこか。
これから下りや。と、気合をいれると先ほどの初老の男性ハイカーも下山するところだった。
松尾山?ときかれたのでそうですと答える。どうやら、行き先は同じらしい。
いきなりの急坂だ。斜度は45度はあるだろう。
木々のあいだのロープを持ちながら慎重に降りていく。
ふうふう言いながら夫婦連れが上ってきた。もう少しですから頑張ってくださいと声をかける。
反対ルートはしんどいやろなとか思いながら、滑らないように降りていく。
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山頂での記念撮影

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360度のパノラマ


すると、下からハイカーらしき人がロープを補修しながら登ってくるではないか。
目があうと、最近ロープの損傷が激しいんで修復してるんですわと。
頭が下がる思いだ。このような方がおられるので安心して登山ができるんやな。
いつもありがとうございますと、演歌歌手のようにつぶやいてお礼を言った。
今度は長さおの先にロープをくくりつけた若者もやってきた。先ほどの方の関係者かもしれない。
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急な下り坂

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やがて緩やかな山道に


やがて、道も少し穏やかになってきた。

■1253鐘掛の辻
ここから北へ進む道と松尾山へ進む道に分かれる。
遠回りは面倒なので直進する。前方をみやると、どなたかが、ストックを一本落としているではないか。
落とした人は先にいったグループなのか、反対側から来たハイカーなのかわからない。
それゆえに、拾って持っていっていくこともできない。
落とした人には申し訳ないが、ストックはそのままにして松尾山を登る。

滑りそうなのっぺりとした道をゆっくり登る。のっぺりとした道はさらにくねくねしている。
林の中を道が通っているので、これが「道」であるという主張はどこにもなく、たぶん、これが「道」という山の斜面をにらみながら登る。

すると、上から二人連れのおっちゃんが話をしながら降りてきた。時おり、滑りそうになっている。
下のほうでストック落ちてませんでしたか。
ええ、ありましたよ。やっぱり。と、降りていった。
持ってきてあげればよかったな。
やがて、後ろの方で、あったあったという声が聞こえてきた。
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鐘掛の辻 この近くにストックが落ちていた

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展望はまったくない松尾山


■1301松尾山(標高685m)
先にいったグループのおっちゃんたちがぼやきながら待っていた。
もう、これで3回目やで、ほんま、しっかりしてほしいわ。
目があったので、取りに戻らはるって、健脚な証拠ですね。というと、頭のほうも健脚になってほしいわ。
と、頭の横を指でクルクルパーの真似をしてた。ずいぶん、古い表現だ。

松尾山の山頂付近はちょっとした広場になっている。
ただ、眺望はまったくなく林の中って感じだ。
記念撮影を取ってたら、先ほどの4名パーティがドヤドヤと先を追い越して行った。

ここから先には大きな岩場があるはずだ。
まっすぐとした林道を降りていく。

■1311仙ノ岩(標高695m)
お、こんなところで女性二人が飯を食って!でも、そこは邪魔になるで。
岩の先頭におっちゃんたちが大きな声でワイワイ話している。
女性たちにはまったく目もくれず、真横をすり抜けるように歩いてくる。
ここも「大蛇くら」と言えなくもないが、風景の幅が狭い。風の通り道になりそうだ。
前回も見たので、ここは遠くから眺めるだけでよしとする。
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仙ノ岩からみる風景は狭い

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まっすぐのくだり道を降りていく


■1328卵塔群
林の中に道がもぐりこんでいくようだ。
すると、たくさんのお地蔵さんのようなものがあるところに降り立った。
説明がないので、なにがどうなっているのかわからないが、この先に高山寺があるので、
きっとその関係だろうと思う。
前は、ここから南に直に降りてしまった。
ルート的にはショートカットなんだが、風情はまったくない。
ゆえに、高山寺跡を目指して歩くことにした。っていうか、これが本ルートである。
見上げると、最初にお会いした初老の男性が松尾山から降りてくるところだった。
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卵塔群

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すぐ横に高山寺跡へのルートがある


■1338高山寺跡
10分ほど歩いたら、苔だらけの寺跡に着いた。
おっちゃん達も先に着いていて、一人がこんな感じやったかなとかぶつぶつ言っている。
私が7年前に一人で来たときは、ここでさびしく助六寿司を食べたことを思い出した。
そのころは、ほんまに誰も見かけなかったくらいさびしいコースだった。

■1345阿弥陀堂跡
コンビニの広さくらいの広場に出た。
小さなお堂が一つだけぽつんと取り残されている。
そばには、大きな案内板があって、おっちゃん達があーわかったとか言っている。
これで理解できたわと説明していた。こっちやこっちと言いながら二人が道を降りて行った。
私たちが近づくと、そのうちの二人が残っていて、なにやらメモを取っていた。
はよ、来いや、何してるねん。と下から声がする。
完全にスルーした二人は、なにごともなかったように道を降りて行った。
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寂しい高山寺跡

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がら〜んとした阿弥陀堂跡


ここからルートは二つに分かれている。不動の滝へ行く道と、本堂跡から地蔵へいく道。
せっかくやらか滝でも見ていこか。おっちゃんらの後を行くことになる。

急な坂をロープを手繰りながら降りていく。めっちゃ急やん。
ロープだけに頼って降りていたら、びよーんと落ちそうになる。
何度もびよーんと落ちそうになりながらも、こんもりとした林の中を下山していく。
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いい感じの山道

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この橋を渡らず、すぐ横から渡る


■1404不動の滝
滝といっても極めて細い。白糸の滝というネーミングのほうがぴったりだ。
でも、滝は滝。水源はどこにあるんやろと不思議に思う。
苔むした川べりを滑らないように歩いていく。
遠くで人の声がするが人影は見えない。
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このくだり坂はけっこうキツい

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不動の滝といっても白糸みたいな滝


■1417住山登山口
ようやくここまで来たか。軽トラが走れるくらいの広さの道に出た。
この道は、きっと伐採した材木を運びだすに使っているに違いない。
道の真ん中に草が生えていて、車の轍のところからアスファルトが見える。

■1429登山道の分岐点
やっと、戻ってきたか。道を迷わなかった分、前回より1時間は早い。
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住山登山口

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林の中のフカフカの道を帰る



■1434駐車場
青い車から、あの初老の男性が降りてきて、お疲れさんと声をかけてこられた。
ええ〜、いつ抜かれたんやろ。と驚いていると、卵塔群のところからまっすぐ降りてきたのだとか。
あの急なところを降りてきたんですかとお聞きすると、一度迷ったことがあるのでなれたもんです。
もう、しんどくなったのでショートカットしました。
いつ、着かれたんですか?14時前?われわれより30分は早いですね。
というような会話を交わした。
尼崎のほうから来られたらしい。奥さんは、山はしんどいから来ないとか。
また、どこかでお会いしましょうと挨拶をして別れた。

ひょっとして、私たちがJR古市まで歩くのではないかと思われて、駅まで車で送ってあげようとしてくれたのではないかなと思う。
そうでもないと30分も待っているはずがない。思い過ごしかもしれないけど、親切に感謝したい。
私たちも同じような人に出会ったら親切にしよう。
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[感想
[1] 変化があって面白いコースだ。
[2] 山頂は狭いので譲り合って昼食を。
[3] 早朝なら雲海も期待できる。
[4] 高速道の出口付近にコンビニはたくさんある。

以上